2019年12月25日
『ソムリエ内藤和雄氏の遺志を継ぐ会』様より、同志の皆様が中心となり開催されました「内藤和雄氏を偲ぶ会」の利益 1,546,564円を当法人へご寄付いただきました。
「内藤和雄氏を偲ぶ会」は、故内藤様を偲ぶとともに内藤様所蔵ワインの一部のオークション販売及び会費の利益を白血病治療に貢献する団体に寄付をすることもコンセプトとして開催され、当日の利益全額を当法人へご寄付くださいました。
『ソムリエ内藤和雄氏の遺志を継ぐ会』の皆様、「内藤和雄氏を偲ぶ会」にご出席された皆様、誠にありがとうございました。
この度いただきました寄付金は、《特定非営利活動に係る事業》のために有効活用させていただきます。
内藤様のご生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、この度のご厚情に対し心から感謝申し上げます。
出典:ワイン&スピリッツ専門誌「ウォンズ」2019年11月2日 掲載記事
(URL:https://wandsmagazine.jp/archives/7485)
※この記事は、ワイン&スピリッツ専門誌「ウォンズ」の許諾を得て転載しております。
是非、クリックしてお読みいただければ幸いです。
寄付者様ご紹介【ソムリエ内藤和雄氏の遺志を継ぐ会】
寄付の経緯
(ソムリエ内藤和雄氏の遺志を継ぐ会 リストランテ・ラ・バリック・トウキョウ オーナー 坂田真一郎様より)
内藤氏は愛知県瀬戸市出身で、名古屋のレストラン勤務後、東京の名だたるイタリア料理店にてソムリエ、支配人を務めてきました。
日本、さらにはイタリア本国でのイタリアワイン界の第一人者であり、東京西麻布のレストラン「ヴィーノ・デッラ・パーチェ」で現場に立ち続ける傍ら、毎年イタリアに赴きワイン生産社との交流を深めるとともに、日本全国で講義を行い業界全体のレベルアップにご尽力なさいました。
内藤氏は2014年に「M3」急性前骨髄球性白血病と診断され、通院しながら闘病生活を続けていました。
周りの方々に迷惑をかけたくない、仕事に支障を来したくないという思いから、ごく一部の関係者にしか白血病であることを明かさず、密かに入院、手術を繰り返しながら、ハードスケジュールをこなす日々を送っていました。
2019年にはステロイド治療によるステロイド筋症、肺炎、さらには転倒による足の怪我が原因で片足が壊死状態となり緊急入院をし、緊急入院から3日後に息を引き取りました。
入院前日まで仕事をこなし、ICUに入っていても、口がきけなくなるまで、常に仕事の指示をして、最後までレストランのお客様のことを考えていらっしゃいました。
人生をイタリア食文化に捧げた方でした。
日本、さらにはイタリア本国でのイタリアワイン界の第一人者であり、東京西麻布のレストラン「ヴィーノ・デッラ・パーチェ」で現場に立ち続ける傍ら、毎年イタリアに赴きワイン生産社との交流を深めるとともに、日本全国で講義を行い業界全体のレベルアップにご尽力なさいました。
内藤氏は2014年に「M3」急性前骨髄球性白血病と診断され、通院しながら闘病生活を続けていました。
周りの方々に迷惑をかけたくない、仕事に支障を来したくないという思いから、ごく一部の関係者にしか白血病であることを明かさず、密かに入院、手術を繰り返しながら、ハードスケジュールをこなす日々を送っていました。
2019年にはステロイド治療によるステロイド筋症、肺炎、さらには転倒による足の怪我が原因で片足が壊死状態となり緊急入院をし、緊急入院から3日後に息を引き取りました。
入院前日まで仕事をこなし、ICUに入っていても、口がきけなくなるまで、常に仕事の指示をして、最後までレストランのお客様のことを考えていらっしゃいました。
人生をイタリア食文化に捧げた方でした。
内藤氏を失ったことは、日本のイタリア料理業界の多大なる損失で、携わる多くの方々に強い衝撃を与えました。
また、急な訃報だったため、葬儀への参列が叶わなかった方も多くいらっしゃいました。
そこで2019年の11月24日に有志が中心となり、東京のレストランで「内藤和雄氏を偲ぶ会」を執り行いました。
この会では内藤氏のワインコレクションのうち10本をオークションで販売し、会の利益全額と共に内藤氏が患っていた白血病の治療に貢献する団体に寄付をすることもコンセプトとして告知していました。
チケット制での参加システムでしたが、瞬時に420枚のチケットは完売となり、彼が啓蒙活動を続けていたイタリアワインを味わいながら故人を偲びました。
また、急な訃報だったため、葬儀への参列が叶わなかった方も多くいらっしゃいました。
そこで2019年の11月24日に有志が中心となり、東京のレストランで「内藤和雄氏を偲ぶ会」を執り行いました。
この会では内藤氏のワインコレクションのうち10本をオークションで販売し、会の利益全額と共に内藤氏が患っていた白血病の治療に貢献する団体に寄付をすることもコンセプトとして告知していました。
チケット制での参加システムでしたが、瞬時に420枚のチケットは完売となり、彼が啓蒙活動を続けていたイタリアワインを味わいながら故人を偲びました。
今回の寄付にあたり、インターネットでの検索が中心となりましたが、色々な団体を調べました。
そのなかでも貴機構が白血病の治療の未来に一番有効活用をしてくださるのではないかと判断いたしました。
また、場所が内藤氏ゆかりの名古屋であったこともご縁を感じました。
微力ではありますが、白血病で苦しんでいる方、そしてそのご家族の方々にために、少しでも貢献できれば幸いです。
そのなかでも貴機構が白血病の治療の未来に一番有効活用をしてくださるのではないかと判断いたしました。
また、場所が内藤氏ゆかりの名古屋であったこともご縁を感じました。
微力ではありますが、白血病で苦しんでいる方、そしてそのご家族の方々にために、少しでも貢献できれば幸いです。
ソムリエ内藤和雄氏の遺志を継ぐ会
リストランテ・ラ・バリック・トウキョウ オーナー 坂田真一郎