よりよい白血病治療のために
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大野 竜三 先生(愛知県がんセンター 名誉総長)

The Society of Hematological Malignancies (SOHO)への若手臨床研究者派遣


 今年で第3回となるSOHOannual meetingDr. Dieter Hoelzer会長のもと2015916日から4日間にわたりHoustonHotel Americas-HIltonで開催されました。私は本学会のSteering Committeeメンバーとして、第1回から参加しています。


本学会は白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など全ての血液腫瘍の臨床を中心に開かれており、4日間の会期中に血液腫瘍学の臨床関連の最先端を全て学ぶことができます。ASHは余りにも巨大化し極く限られた領域の演題しか聞くことはできませんが、その点、原則的に一つの会場で開催される本学会は、臨床血液内科医にとっては、たいへん勉強になる学会です。


本学会の目的に一つに、血液腫瘍分野における若手臨床研究者をグローバル規模で育成することがあり、日本からは、第1回目は1名、昨年は2名、今年は4名の若手血液腫瘍医を旅費と宿泊費ならびに演題を提出すれば学会登録費も無料という好条件で招待してくれました。


   例年、推薦枠が決まってから締め切りまでに僅か10日ほどしかなく、広くJALSG参加施設に呼びかけることができないのは残念ですが、来年もおそらく4名前後は招待されるであろうと予想しています。昨年と今年の参加者の報告書を読み、来年はぜひ参加し、グローバルな観点から見たわが国の臨床研究のあり方や今後の方向を考える機会を体験してみたいと思われる若手臨床研究者がおられましたら、20165月末までに私のところまでメールしてください。
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