よりよい白血病治療のために
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大野 竜三 先生(愛知県がんセンター 名誉総長)

The Society of Hematological Malignancies (SOHO)への若手臨床研究者派遣

 今年で第6回となるSOHOのannual meetingがDr. Alan F. List会長のもと2018年9月12日から4日間にわたりHoustonのHilton Americas Hotelで開催されました。
参加者は毎年増加しており、今年は1,300名を超え、会場一杯の盛況でした。 

 私は本学会のSteering Committeeメンバーとして、第1回から参加しています。
本学会は白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など全ての血液腫瘍の臨床中心の学会であり、4日間の会期中に血液腫瘍学の臨床関連の最先端を全て学ぶことができます。
ASHは余りにも巨大化し極く限られた領域の演題しか聞くことはできませんが、その点、原則的に一つの会場で開催される本学会は、臨床血液専門医にとっては、たいへん勉強になる学会です。
最先端の造血器腫瘍の臨床をいう点では、間違いなく、この学会の方がASHよりも広く学ぶことができると思います。 

 本学会の目的に一つに、血液腫瘍分野における若手臨床研究者をグローバル規模で育成することがあり、第1回目から1名~4名の日本の若手血液腫瘍医を航空チケットと宿泊費ならびに演題を提出すれば学会登録費も無料という好条件で招待してくれており、今年も2名が招待されました。

 例年、推薦枠が決まってから締め切りまでに僅か10日ほどしかなく、広くJALSG参加施設に呼びかけることができないのは残念ですが、来年もおそらく2名前後は招待されるであろうと予想しています。
これまでの参加者の報告書を読み、来年はぜひ参加し、グローバルな観点から見たわが国の臨床研究のあり方や今後の方向を考える機会を体験してみたいと思われる若手臨床血液腫瘍医がおられましたら、2019年4月末までに、私のところまでメールohnoryu-acc@umin.netしてください。
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