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竹内 裕貴 先生(安城更生病院 血液・腫瘍内科)

SOHO2019に参加して

 今回、2019年9月11日から14日にかけてHoustonのHilton Americasで開催されたSociety of Hematology Oncology(SOHO)2019 annual meetingにYoung investigator grantとして大野竜三先生よりご推薦いただき参加をさせていただきました。Abstractの提出とポスター発表を行うことを条件にSOHOより航空券、ホテル費用の一部補助をいただけるという非常に好条件で初めての国際学会に参加させていただきました。

 SOHOは今回が7回目とのことですが、3日間半にわたり非常に内容・スケジュールともに濃密な学会となっていました。朝は6時のモーニングセッションから夜はディナーセッションまでの20時までびっしりと各疾患に応じてセッションが組まれていました。基礎研究的な内容というよりは実地臨床にそった内容の講演が大多数を占めていました。一番の特徴は会場が原則一か所であり、疾患ごとに現在の標準治療について、また最新の治療法、研究・臨床試験段階の内容など各分野のエキスパートの先生方からのご講演をいただき、そのあとoral sessionといった形でプログラムが組まれておりました。Sessionが同時刻に多岐にわたらず、一か所の会場でおこなわれるため、会場を移動する必要もなく、各疾患の最新の知見を学ぶことができるという点で大変魅力的な学会でした。一部にはオーディエンスに質問形式でのPros/Consのsessionなど、聴衆も巻き込んだ非常に面白いsessionもありました。各講演のスライドはアプリ上でダウンロードし閲覧することが可能でありのちのち見返すことができるようになっていました。本年度は、CAR-Tの治療成績やブリナツモマブ、イノツズマブオゾガマイシンなどといった新規抗体療法等の使用経験についての話題など、本邦ではまだ症例数が限られているような治療法の最新の成績などについて拝聴することができました。

 最終日は午前で学会が終了し、大野先生よりMD Andersonにご勤務されている佐々木宏治先生をご紹介いただき、MD Andersonの見学に連れてっていただきました。見学中、佐々木先生よりMD Andersonでの勤務内容、治療等につき多方面にわたりお話をいただき非常に興味深くまた、刺激を受ける機会となりました。

 最後になりますが、今回このような大変素晴らしい学会に参加する機会を与えていただきました大野竜三先生に深く御礼申し上げます。
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