よりよい白血病治療のために
HOME >> 海外学会報告 >> ASH参加報告 >> 2013年 >> 本橋 賢治 先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 血液内科)

本橋 賢治 先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 血液内科)

ASH2013Report 横浜市立市民総合医療センター 本橋 賢治

 この度JALSG Young Investigator ASH Travel Awardのご支援をいただき、第55回米国血液学会(ASH)へ参加させていただきました。ASHへの参加は今回がはじめてとなりますが、その規模に圧倒されました。往路の飛行機の中でたくさんある演題の中でどれを聴こうかと考えながら、ASH専用のアプリで自分専用のscheduleを組みました。いざ学会場につくとなんと広いことか、会場内を歩き回ると10分くらいはかかってしまうくらいでした。今回、自分の失敗体験も合わせて記載します。

 まず講演の会場を間違えました。Multiple Myelomaのeducation programを聴こうと思いNew Orleans Theater A,Bへ向かいましたが、Theater Cへ行ってしまいました。講演が始まってDisorders of Platelet destructionのeducation programだと気が付きました。幸いMMのプログラムが複数回あったためそのまま聴いていましたが、非常にわかりやすくて勉強になり結果的には正解でした。

 また同日のお昼にHow I teratでAndrew先生の「Allogeneic Transplantation for High-Risk Myelodysplastic Syndromes and Acute Myeloid Leukemia」を拝聴させていただきました。当日チケットを購入して聴きに行ったのですがチケット購入が混んでいて15分ほど遅れてしまいました。またスライドやハンドアウトはなく、トークのみだったので英語が不得意な自分にとっては理解するのにやや厳しい状況でした。講演終了後に個別に質問してみましたが、とても親切に回答していただきました。

 その後も同種移植関連を聴いていましたが、oral session に採用される演題は症例数がかなり多いものであったり、新薬を併用するような今までにない臨床試験であったり基礎的な解析が組み込まれていたりといったものが多かったと思います。

 poster sessionは前半はじっくり見られませんでしたが、後半は前もって回り目星をつけておき、これを質問してみようと決めて回ると、よかったです。演者と一対一なので手振り身振りを交えながらですがdiscussionができ、非常に良い経験をさせていただきました。

 今回初めてのASHでしたが、来年はぜひ自分で演題を出して参加したいと思いました。またそのためには英語力の向上も不可欠だと実感しました。
  最後にこのような貴重な体験をさせていただいたNPO-JASG支援機構の先生方、事務局の皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
※InternetExplorerをご利用の場合、
ログインできない可能性がございます。
患者様はこちら
コンテンツ
JALSGとは
これまでの治療成績
臨床研究
参加施設一覧
治験情報
業績
海外学会報告
情報ライブラリー

入会案内


ご支援・ご寄付のお願い

jagse

革新的がん研究支援室

インフォメーション
セキュリティポリシー
リンクポリシー
リンク